バンガードと言えば世界第2位の資産運用会社だ。
S&P500指数連動のVOO、全世界に投資できるVT、米国全体をカバーするVTIなどなど
様々なETFを『投資家の皆さまに利益を返していく』という方針のもと、
低コストを追求しながら提供している。
そのなかで今回はセクターごとに作られたETFを紹介する。
ご自身のポートフォリオのセクター調整や投資してみたい銘柄が多く含まれるETFを、
買いたい方のご参考にしていただきたい。
米国ETFの11セクター

- エネルギーセクター
- 公益事業セクター
- 金融セクター
- 生活必需品セクター
- 素材セクター
- 資本財・サービスセクター
- ヘルスケアセクター
- 一般消費財・サービスセクター
- 情報技術セクター
- 通信サービスセクター
- 不動産セクター
バンガード社のセクターETF
【VDE】バンバード・米国エネルギー・セクターETF

経費率 0.10%
組入上位5社
上位2社で50%ほどを占める。
石油・ガスの採掘、貯蔵、運搬、販売を行う事業のセクター。
XOM エクソン・モービル
CVX シェブロン
PSX Phillips 66
COP ConocoPhillips
KMI キンダー・モルガン
分配金利回り 5.73%
【VPU】バンガード・米国公益事業セクターETF

経費率 0.10%
公益事業という名の通り、電気、ガス、水道といったインフラ関連セクター。
分配金利回り 3.28%
【VFH】バンガード・米国金融セクターETF

経費率 0.10%
地方銀行、都市銀行に加え資産運用会社や保険会社のセクター。
組入上位5社
JPM JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
BRK.B バークシャー・ハサウェイ
BAC バンク・オブ・アメリカ
WFC ウェルズ・ファーゴ
C シティグループ
分配金利回り 2.78%
【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETF

経費率 0.10%
食料品やタバコ、生活消耗品などその名の通り生活必需品セクター。
組入上位5社
PG プロクター・アンド・ギャンブル
KO コカ・コーラ
PEP ペプシコ
WMT ウォルマート
PM フィリップ・モリス・インターナショナル
分配金利回り 2.43%
【VAW】バンガード・米国素材セクターETF

経費率 0.10%
様々なセクターの全材料を扱う事業のセクター。
分配金利回り 1.88%
【VIS】バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF

経費率 0.10%
組入上位5社
航空宇宙、物流、建設など生活インフラ事業のセクター。
UNP ユニオン・パシフィック
HON ハネウェル・インターナショナル
LMT ロッキード・マーチン
RTX ユナイテッド・テクノロジーズ
MMM スリーエム
分配金利回り 1.74%
【VHT】バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF

経費率 0.10%
薬や医療機器といった医療に関係するものを研究、開発、販売する事業のセクター。
組入上位5社
JNJ ジョンソン&ジョンソン
UNH ユナイテッドヘルス・グループ
PFE ファイザー
MRK メルク
ABT アボット・ラボラトリーズ
分配金利回り 1.23%
【VCR】バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF

経費率 0.10%
インターネット通販を含む小売業全般で構成されるセクター。
組入上位5社
AMZN アマゾン・ドット・コム
HD ホーム・デポ
MCD マクドナルド
NKE ナイキ
LOW Lowe’s CoC.Inc.
分配金利回り 0.91%
【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETF

経費率 0.10%
情報処理を行ったり、半導体に関連する事業のセクター。
AAPL アップル
MSFT マイクロソフト
V ビザ
MA マスターカード
INTC インテル
分配金利回り 0.91%
【VOX】バンガード・米国通信サービス・セクターETF

経費率 0.10%
SNSや通信会社、映像配信などの事業のセクター。
FB フェイスブック
GOOG
GOOGL ともにグーグル
VZ ベライゾン
T AT&T
分配金利回り 0.88%
【VNQ】バンガード・米国不動産セクターETF

残念ながらVNQは日本の証券会社のなかでは、サクソバンク証券の一般口座でしか取り扱いされていません。なので今回は割愛します。
まとめ
VDE エネルギーセクター
VPU 公益事業セクター
VFH 金融セクター
VDC 生活必需品セクター
VAW 素材セクター
VIS 資本財・サービスセクター
VHT ヘルスケアセクター
VCR 一般消費財・サービスセクター
VGT 情報技術セクター
VOX 通信サービスセクター
経費率はすべて0.10%
これらのセクターETFで特定のセクター比率を高めた投資も面白いと思います。
個人的にはベースはS&P500指数や全世界株式に置き、ポートフォリオの1、2割でこのような自分の信じた道をゆくのが好きです。
その先には個別株投資という最たるものがありますが、個別株は怖いけどこのセクターに賭けたいというときに最適解になりえるかもしれません。
あくまで投資は自己責任ですので、熟考の参考にさせていただければ幸いです。
ではまた✋
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