
米国ETFに投資をしている方、年々増えてきていますよね。
米国ETFのメリットはその流動性と経費率の安さだと思います。
昨今の新型コロナウィルスの影響もあってハイテク関連銘柄がGAFAMを筆頭に飛躍している今あなたならどのETFを購入しますか?
今回はインベスコ社のQQQとバンガード社のVGTを比較していきます。
QQQとVGTの概要
QQQの特徴
QQQはインベスコ社運用のETFでインベスコは社名こそQQQ以外ではあまり聞きませんが、
世界の主要都市に運用拠点を構えています。
正式名称は「インベスコQQQトラストシリーズ1」。QQQ(キューキューキュー)またはトリプルQと呼ばれることが多いです。
ベンチマークをNASDAQ100の設定しており、金融銘柄を含んでいない、ハイテク関連銘柄の比重が大きいなどの特徴があります。
VGTの特徴
VGTは世界2位のETF運用会社であるバンガード社。
インデックスファンドを世界で初めて販売した会社です。また、創業者ボーグル氏の個人投資家の利益を優先する姿勢が、深い信頼に繋がっています。
VGTは、正式な商品名「バンガード米国情報技術セクターETF」
情報技術セクターを集めたETFとなっています。
QQQとVGTの相違点
組入上位10銘柄
こちらがQQQの上位10銘柄です。

そしてこちらがVGTの上位10銘柄です。

明確な違いを述べていきますとVGTにはALPHABET(Google)、AMAZON、Facebookは情報技術セクターではないため含まれません。
QQQはNASDAQ上位100社(金融銘柄を除く)に分散していてVGTは情報技術セクターの大型、中型、小型の300社以上に分散されてはいますが上位6社で全体の50%を超します。
特にAPPLEとMicrosoftの比重が大きいですね。
コストの差
経費率はQQQは0.20%
VGTは0.10%です。
誤差の範囲と言えるレベルの違いなのでそこまで経費率は違いありません。
分配金
QQQは0.66%
VGTは0.89%
とともに多くはありません。
ただこのようなETFに投資をする目的としてはインカムゲインよりキャピタルゲインだと思いますので問題ないですよね?
過去15年間リターン
以下はS&P500指数とQQQ、VGTと比較したものです。

S&P500はとても優秀な指数です。
しかしこの表を見てしまうとどうしても見劣りしてしまいますよね。
もちろんこれはここ数年のハイテク関連銘柄の成長を反映したものですから同じ成長率で今後10年、20年続くわけではないと思います。
QQQがわずかにVGTをアウトパフォームしていますね。
まとめ
S&P500と比較するにQQQはハイテク関連銘柄に偏っています。
これからももちろん成長していく分野であるとは思います。その分野にさらに賭けていきたい、ポートフォリオのセクター比率の調整としてVGTなのかなと思いました。
そもそもQQQのインデックスに対してVGTはセクターETFなので似て非なるものというか比べるものではないのかもしれませんね。
個人的にはやはりベースはVOOやVT。スポットでQQQかなと現時点では考えています。
投資に正解はないですし未来のことは誰にも分りません。
あくまでも投資は自己責任なのでこれからも勉強に精進しすこしでも有益な情報を提供できるように頑張ります。
ではまた✋
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